居合兵法 無雙直伝英信流  阿号之会

 

 

居合兵法無雙直伝英信流は、今から約450年前の奥州(山形県村山市)最上の家臣である林崎甚助源重信を初祖(通常中興の祖)としている。

 

  親の敵討の為に艱難辛苦の後、居合抜きの技法を究めたとされている。

其の流名を林崎夢惣(夢想)流または重信流と言った。

 

その後、7代目の天才剣士長谷川主税助英信公が古伝の業に独創の業を加え、流名を無雙直伝英信流として、土佐の国に伝承した。

 

昭和25年、大阪・河野百錬範士が正統第20代を継承し、ここに土佐の国から外に出ることとなった。

 

やがて21代を継承する平井一蓮阿字齋先生は大森流や神道無念流を修錬していたが、昭和29年5月全日本居合道連盟が結成されるや河野宗家に師事、その最高弟として活躍され、居合道の普及に尽力すること著しく、昭和38年阿字会を組織した。

 

昭和49年5月河野理事長が逝去されると、全日本居合道連盟は分裂した。

 

平井一蓮阿字齋先生は、様々な経緯の後、無雙直伝英信流第21代を継承し、翌昭和50年大日本居合道連盟を結成し初代会長に元皇族の賀陽邦寿殿下をお迎えした。平井先生は連盟の理事長に選任された。

 

以来平井一蓮阿字齋名人の指導により連盟はもとより阿字会も大きく発展するが、先生は平成4年4月病により永眠なされた。

 

第22代宗家は平井一蓮阿字齋先生の御長男、平井一明阿字齋先生が平成19年5月に自ら身を引かれるまで道統を継ぎ、第23代は第21代平井一蓮阿字齋先生の直弟子であった清宮芳郎阿陽齋 範士10段が継ぐも、平成20年11月に急逝された。僅か1年半足らずであった。

 

 

第24代は平成21年6月福嶋豊伸阿正齋 範士9段が

大日本居合道連盟会長である賀屋宗徳殿下から認証を受け、

双直伝英信流 の宗家を継承した。

 

これに伴い 福嶋豊伸阿正齋宗家は、無雙直伝英信流の普及と伝統ある業

を次代に、正しく、伝えるべく阿号之会を発足した。

また複数の居合流派の連合組織である大日本居合道連盟に於いては、連盟理事長職を拝命した。